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2012/10/17

Boyz n the Hood










EPMD - Crossover
























































16歳の時、母親に「バイクの免許を取りてぇだ!」と言ったら、「そんなもん、あぶにゃーで、あかん!」と言って一蹴された。
何だかとても違和感を感じたので、よくよく考えてみると、家の両親はバイクの免許も、車の免許すら持っていないのである。

僕は、無知な父親と母親を哀れに思いながら、お年玉や、飯を我慢して小銭を貯め、
やっと17歳の時に、親には内緒で免許を取って、バイクを買った。


挙動不審な小僧が現金握ってやって来たんだから、バイク屋も当然、怪訝な顔でいたのを覚えている。
バイク屋のおっさんが、「じゃあ、後で家に電話しますんで。」とか言うので、僕はダッシュで家に帰り、一日中電話の前で待ち構えて過ごした。幸い親にはバレずに、僕はバイクを手に入れた。



近所の都営住宅の駐輪場に隠していた僕のバイク。信号が青になると、何かに追い立てられる様に、常に全開である。勿論、貧乏なので、オイル交換は1回もしなかった。1年もするとフロントタイヤがパンクしたが、空気を入れると半日持つので、いつも空気入れを背中に背負ってバイクに乗っていた。何度も車や壁に激突しそーになったし、実際、飛び出してきたチャリを避けてフルブレーキしてジャックナイフで飛んで、高校の制服がズタボロになった事もあった。 友達のライブを観に高円寺へ出掛けたら、ライブハウスの前でバイクが事故って、乗ってた人の脳ミソが飛び散ったのを見た時は、「うわぁバイクって超危ないね。」
と心から思って、100Km/hオーバーで体が外に丸出しなのが、何だか急に怖くなって半年くらいバイクに乗らなかったりした。


僕はバイクに乗った事の無い人に「バイクに乗るのってどんな感じ?」って聞かれたら「それはね、台風の日に岬の断崖絶壁にへばり付いている感じ。」って答えてる。もしかして東京に住んでいなかったら、今もバイクに乗っていなかったかもしれないけど、
僕は時々、バイクを合法的に公道で乗り回せるのは奇跡的な事なんじゃないかと思って感動したりする。









ドクロ柄に頼る事なく、あえて掛け違えたボタンの「やんちゃスタイル」たるやッ♪

この子は絶対、冬でも短パン!















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